ベランダ太陽光発電でオフグリット生活へ

 最近災害多いですよね。

 去年の台風15号、19号のような規模の台風がいつまた来るかもしれないと思い、我が家でも災害への備えとして防災対策品を揃え始めたのですよね。


 防災といえば保存食や懐中電灯、手廻しラジオなんかが定番ですが、近年の災害で特に心配なのが電源なんですよね。

 千葉の一部地域では1ヶ月以上の停電が続いたとか、都心部では某タワマンが停電とか。正直他人事ではないなと。

 なので停電に対する備えも結構大事なんじゃないかと。長期間の停電時でも、スマホとパソコンが使えればだいぶ違うよなと。

 それと、ずっと自分が太陽光発電というものに憧れていたのもあり、今回太陽光パネルで充電できるポータブル電源を用意することに。で、いろいろ調べて買って使ってみたら面白くなって、

 あれやこれやと試しているうちに、最終的にケータイの充電ができるプチオフグリット生活ができるようになったので、備忘録的にこちらに書き留めておきます。

気になっていた方の参考になれば。


 今回購入したのは以下の二つ

ポータブル電源:Anker Powerhouse200

モバイルバッテリーで定評があるAnkerのポータブル電源です。

容量が213Whあって、一回の充電で200Wの機器を1時間動かしたり、スマホを15回、Macbookproを3回充電できたりと、真面目に炊飯したりとかは難しいですが、モバイル機器の充電用途としては必要十分な容量を持っています。

次に、これに合わせるソーラーパネルですが、powerhouse200の充電に使う電圧が、一般的な車用バッテリーの充電を想定している太陽光パネルとはちょっと違うというところに注意。

 いろいろ調べましたが、結局純正の出力60WのPowerPortSolar60を選定しました。

ソーラーパネル:Anker powercore60


届いて早速ベランダ仮設置したのがこんな感じです。うちのバルコニーはほぼ真南を向いているのですが、1日充電させてみたところ20%くらい(40Wh程度)充電できました。

冬の天気なのでこんなものかと思いつつ。これは5月くらいにでもまた試してみようかなと。

 理論発電量を計算すると、140Whくらいは行くはずなので、置き場なのか角度なのか、ここはもうちょい試行錯誤が必要です。

裏から見た感じがこんな感じです。


パネルは防水とのことですが、ポータブル電源の方は流石にこのままでは屋外設置はできません。

本当はこのポータブル電源を常にソーラーパネルで充電させながら、パソコンなどのDC機器を繋げっぱなしでDCコンセントを作るつもりでいたのですが、いろいろ調べたところ、

今市販されているリチウムイオンを使ったポータブル電源は充電回数が300回程度でダメになるものが多いらしく。

 アマゾンのレビューで毎日充放電させるような使い方をした場合、2年弱でダメになったという事例を見つけたので、せっかく防災用にと買った高価なポータブル電源が2年でダメになると思うとあまり常用して充放電をさせたくないなと。

 10年使えるというLifePo4(窒化鉄リチウムイオン)という電池もあるんですが、これはまだお高いので、候補からは外れます。


 そこで、もっと安価で常用できるモバイルバッテリーを使ったシンプルな電源システムを考えました。

 それとパネルの設置場所ですが、充電効率は悪くなりますが、メンテナンスが楽になるように室内の窓に突っ張り棒でパネルを設置してみました。

室内からみたらこんな感じです。

これに、家に転がっていた容量4000mAhのモバイルバッテリーを繋げます。

繋ぎはこんな感じです。


パネル付属のチャージコントローラーの性能がなかなか良いらしく、60Wでも無駄なく発電してくれるようで、このくらいの容量ならよく晴れた日で半日程度で満タンにしてくれます。

そこからUSB延長コードを伸ばし、ライトニングケーブルへ。

これを机などケータイを置いておく箇所に設置すれば出来上がりです。

このライトニングケーブルからは常時、太陽光エネルギーで充電したモバイルバッテリーからの電源で給電がされるようになりました。

これで、我が家には電力会社からの商用電力のほか、太陽光エネルギーをため込んだ「モバイルバッテリー」を経由してDC電源が取れるようになったという訳ですね。

 1週間毎日使ってみた感じ、天気が良ければ、毎日iphone7を満充電できるくらいは溜まっていて、家のコンセントからiPhoneを充電することは今のところ無くなりました。


もう少し様子を見て発電状況を調べてまた報告したいと思います。

それでは。


SHO PHOTOGRAPHY

SHO PHOTOGRAPHY

水辺、風景、ブライダル、建築、イベント、旅、水中、ファッション をキーワードに2008年から写真家活動を続けています。

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